LinkedIn使ってますか?転職エージェントからスカウトされるかもしれません
LinkedIn というサービスを使っていますか?LinkedInは登録して活用すると、転職エージェントからスカウトの声がかかるかもしれません。
LinkedIn が広げる転職エージェントや企業採用担当者からのスカウトという選択肢
LinkedIn というのは SNSのひとつですが、自分の経歴を公開し、関係する人とつながることによって人脈を広げることができるサービスです。最近この LinkedIn サービスを使った採用活動が、転職エージェントを中心に広く行われています。
転職活動を大別すると、大まかに以下の4つの方法があると思います
知人から求人情報を入手し転職活動を行う
この方法は例えば友人の会社が「営業マンを探しているよ」という情報をその友人から入手し、その紹介で面接を受け、採用に至るというパターンです。
伝手(つて)を使うことにネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、採用する企業としても従業員からの紹介ということで一定の信頼できる人を採用することができるメリットがあります。
そのため企業によっては従業員に積極的に候補者を紹介するよう依頼をするところもあります。
転職情報サイト・転職情報誌やハローワーク求人情報等を見て自分から求人情報を探し応募する方法
多くの場合は、これが一般的な方法だと思います。この方法の良いところはじっくり比較をしながら応募企業を探すことができることです。
一方で一人で全てを見なければならないため時間がかかり、かつ触れる情報に限度があるため求人情報見落としがあるということです。
転職エージェントに登録し自分の希望に合った求人情報を紹介してもらう方法
外資系転職の場合はこの方法が広く利用されていて、このサイトでも転職エージェントの利用を勧めています。その理由は転職エージェントは多くの外資系企業と特別なコネクションを持っており、多くの非公開求人情報を持っているからです。
転職エージェントを利用しないとこれらの非公開求人情報を知ることができず、その時点で既に転職活動において大きなディスアドバンテージをかかえることになってしまいます。
一方で転職エージェント利用にあたって気を付けなければならない点は、転職エージェントが紹介してくれる求人案件は転職エージェントがあなたにとって良いと思ったものだということです。それはまず、私たちが転職エージェントに伝えた私たちの転職に対する希望がベースとなっています。
ところが転職活動をしている時に100%自分自身の希望が明確で、それを100%転職エージェントに伝えることができるかといえば、それは多分難しいと思います。
例えば現在小売販売を行う企業で営業を行っていたとします。転職エージェントに自分の希望を伝える際は、きっと自分の強みを生かすため同業種同職種の転職希望を伝えると思います。転職エージェントもその情報をもとに、手持ちの求人案件の中から希望に沿った転職情報を紹介してくれます。
ところがもしかすると、その営業経験から培った人と話すという能力を使ってコンサルタントや教育関連の仕事がより自分に合っているかもしれません。
ところが自分自身もそのことに気づいていないため転職エージェントに「他業種でも経験が生かせるところであれば挑戦してみたいです」と伝えることができていません。
本来転職エージェントというのは、そこまでの本人の資質を見抜いて転職活動のアドバイスをしてくれると良いのですが、私の経験ではなかなかそこまではしてくれません。
逆にそこまでフォローしてくれる転職エージェントに出会ったのならば、それは一生の宝とするべくコネクションを維持するべきです。そういった意味で転職エージェントを利用するのは利点が多いですが、完全ではありません。
履歴書を公開し転職エージェントや企業の人材採用担当者から直接スカウトを受ける方法
履歴書を公開して転職エージェントや企業の採用担当者からスカウトを受けるという方法は、すでにいくつかの転職サイトで行われており特段新しい方法ではありません。この場合は会員のみが閲覧できるクローズドな公開となっています。
LinkedIn というサービスは個人のキャリア情報を公開し、また将来のキャリア希望などを記載することもできる情報メディアです。
そして最近特に感じることは LinkedIn を使った転職エージェントからのアプローチがかなり多いということです。スカウトというとなんだかハイキャリアな人だけだと尻込みしがちですが、担当者レベルでも十便利用する価値はあると思います。
LinkedInの利用でスカウトによる転職の可能性を広げる
転職活動の4つのパターンのうち、スカウトについてはそのようなサービスを提供している転職サイトに登録するのが一般的ですが、今はLinkedInが見逃せなくなっています。
公開範囲はLinkedIn内でのみ閲覧できる情報のほかに、公開プロフィールと言って、GoogleやYahooなどのサーチエンジンでも検索できるような情報公開も可能なためより広く自分の経歴を紹介することができます。
誤解のないように補足すると、詳細な履歴書は開示する必要はありません。
転職サイトが運営するクローズドな場ではないため、簡略化した履歴をLinkedIn内で制限を付けて公開し、サーチエンジンでも検索できる情報はそれとは別に公開可能な範囲での情報に限定することができます。
限定情報であっても転職エージェントや企業の採用担当者が最初に「話してみたい」と思うだけの情報であれば十分です。
転職エージェントも転職者の方から利用登録を待つだけではなく、自らLinkedIn の情報を探し出し、手持ちの求人情報にマッチする人材を積極的に探しています。
また予備調査として、転職エージェントから依頼を受けた人材発掘を専門に行う業者が LinkedIn を見て、転職エージェントの紹介および面談の設定サポートを行っています。
転職エージェントはこのような形で将来の転職希望者のリストを増やし、将来の企業の求人ニーズに対応する準備をしています。そのため、もしLinkedInを使っていないのであれば、機会を損失している可能性があるため利用をおすすめします。