外資系転職を成功させるには求人情報の収集力がとても大事です。それは日本において活動する外資系企業の数が日本企業に比べて圧倒的に少いため、求人数がそもそも少ないからです。帝国データバンクが発表した調査では、2013 年12 月時点の日本で活動する外資系企業は3189社です。日本の上場企業の総数が約3500社ですから、外資系企業に就職するというのは日本の上場企業に就職するより難しいと言えるでしょう。

ただし難しいというのは難関だという意味ではありません。外資系企業の求人情報をタイムリーに入手し、応募する体制を整えておけば外資系転職の成功確率はぐっと上がります。そのため求人情報をタイムリー収集することが外資系転職の成功にとって大事なのです。

この目的のために活用したいのが転職サービスという無料サービスです。転職活動は現職を持ちながらの活動になる場合がほとんどです。少しでも効率的に転職活動をするために活用しない手はありません。

– 目次 –
転職サイトと転職エージェントの違い
転職エージェントの有効活用
非公開求人をもつ転職エージェント
転職サイトでチャンスを逃すな!
外資系転職失敗事例
外資系転職成功事例

転職サイトと転職エージェントの違い

転職サービスは大きく分けて求人情報を開示するサービスと転職アドバイザーがサポートをしてくれるサービスの2種類に分けられます。それぞれのサービスの入り口として、紙媒体などもありますが、インターネット上でそれぞれのサービスを転職サイト転職エージェントと呼びます。外資系企業の求人数は日系企業の求人数と比べると少ないですから、転職サイトも転職エージェントもどちらも利用するのが良いでしょう。

それぞれのサービスの特徴ですが、転職サイトは様々な求人企業から求人情報を集め、業種別や働き方の違いなど求職者が検索しやすいようにまとめてくれるサービスです。そのため転職サイトは求人情報を探すお手伝いはしてくれますが、基本的に求職者が自分で仕事を探して応募しなければならないサービスです。煩雑なようですがこれが良さでもあります。後程「転職サイトでチャンスを逃すな!」の項で説明したいと思います。

転職サイトは、広告を掲載する求人企業からの広告費収入を主な収入源として成り立っているため、求職者は無料で利用できます。

転職エージェントは求人企業と求職者の間に入って転職のサポートをしてくれるサービスです。サービスを利用するにはまず転職エージェントに登録をします。その後、転職エージェントの転職アドバイザーと面談をして希望の転職先などの打ち合わせをします。

面談とはいえ何も堅苦しいものではありません。気楽な気持ちで色々相談に乗ってくれるので外資系企業の求人動向なども聞くことができます。その後、転職エージェントから希望に沿った求人があれば紹介をしてくれます。そして転職エージェントを通じて求人企業とのその後のやり取りを仲介してくれるのです。

気になる費用ですが、転職エージェントサービスも求人企業からの報酬を収入源としているため、求職者は無料で利用できるサービスです。

このように転職サイト、転職エージェントともに無料で利用できるサービスですのでどんどん活用して希望の外資系企業の求人情報を集めましょう。

転職エージェントの有効活用

外資系転職を進めるに当たっておすすめなのが、転職エージェントの活用です。転職エージェントは日々外資系企業の求人情報を集め、外資系企業とコミュニケーションをとっています。その為外資系企業の情報にも明るく、個々の求人企業の雰囲気も理解しています。これらの情報を無料で直に聞くことができるチャンスは失敗のない転職をするうえで大きな助けになります。

また転職アドバイザーと話をすることで、自分の希望とは違う不必要な求人情報を見る手間を減らすことができるのも大きなメリットです。さらにメリットは、日本に新規に進出してきた外資系企業であるケースですが、役員クラスの人員をすでに転職エージェントが紹介しており、今回はその役員がチームを作るために求人するケースです。

感のいい人は直ぐにわかると思いますが、このケースですとこの会社の役員さんと転職エージェントは既に強い信頼関係で結ばれています。

気をつけなければいけないのは、このような求人情報は多くの場合非公開扱いだと言うことです。採用する企業は転職エージェントのアドバイザーに、詳細なジョブディスクリプション(Job Description/職務明細書)を渡し、その職務を担うにふさわしい求職者を紹介して欲しいためです。

また求人の中には特定の転職エージェントと専属的な契約を結ぶ、エクスクルーシブ・サーチ(専任契約)というものがあります。これは特定の転職エージェントのみを選任として選び求人募集するものです。このような場合はこの転職エージェントに登録をしていなければ求人情報にすら触れることができないことになります。

そこで可能な限り複数の転職エージェントに登録し、求人情報を幅広く入手することがおすすめです。以下に、このような非公開求人をもつ転職エージェントをご紹介いたします。

非公開求人をもつ転職エージェント

JAC Recruitment

詳細はこちら ●外資系転職に強い JAC Recruitment が運営。実績25年以上に基づくキャリアサポート

●グローバル企業からベンチャー企業まで、ミドルマネジメントクラスや業界スペシャリストポジションを中心に、シニア、エグゼクティブクラスまで幅広い求人を取扱中

●2015年12月20日現在、総求人数 3899件 掲載求人数 1457件 非公開求人数 2442件、非公開求人率62.6%。非公開求人は極秘プロジェクトに関わる求人や役員、事業立ち上げ、IPOなどの戦略的に公開したくない求人など、非公開の理由は様々。無料会員登録後、アドバイザーと打ち合わせをすることで経験に適した求人情報が公開されます

マイナビエージェント

詳細はこちら ●マイナビエージェントは、就職情報サイト「マイナビ」や転職情報サイト「マイナビ転職」などを運営するマイナビの人材紹介サービス。転職を多方面からサポート

●転職活動をサポートするマイナビエージェントの強みは、応募書類の添削面接対策「応募書類の通過率は2割」ともいわれる転職での書類審査を有利に進めるため「企業は書類のどこに注目しているか」などを客観的にアドバイス

●2015年12月20日現在、「外資系」で検索した総求人数 627件 掲載求人数 105件 非公開求人数 522件、非公開求人率83.3%。無料登録することでアドバイザーより紹介を受けることができます

DODA

詳細はこちら ●業界最大級、全国100,000件以上の求人を取り扱っています。外資系企業に関する求人数はこの中の一部になりますが、豊富な求人情報を比較検討することで、自分の希望を明確にでき、より希望に合った求人情報を見つけることができるメリットがあり、転職成功に至る可能性が高くなる傾向があります

●全ての求人の内、80~90%は登録者限定で見ることができる非公開求人です。しかも非公開求人の中にはDODAでのみ取り扱っている非公開求人案件もあります。これは企業から信頼されているDODAだからこそできる独占案件です

●電通バズリサーチの調査によれば、インターネット上での人材紹介会社に関するポジティブな口コミ数による評価で、転職者満足度No1の評価を受けています。

転職サイトでチャンスを逃すな!

「転職サイトと転職エージェントの違い」の項で、転職サイトのサービスについて「基本的に求職者が自分で仕事を探して応募しなければならないサービスです。煩雑なようですがこれが良さでもあります」と書いた理由を説明します。

外資系転職の場合は、まず転職エージェントを利用した方が良いのは前項で説明した通りです。ただしここには落とし穴があります。それは転職エージェントの転職アドバイザーが紹介してくれる求人情報は、結果としてその転職アドバイザーがあなたにとって最適と思ったものなのです。

裏を返せばあなたが知らない求人情報がまだたくさんあるということです。その中にはもしかするとあなたが希望する求人情報があるかもしれません。

そういったケースをフォローするために利用したいのが転職サイトです。これは求人広告を出している企業にとっても同じことです。もしかすると転職エージェントが紹介していない、あるいは転職エージェントに登録をしていない求人者の中に、より希望に合致する人材が居るかもしれません。このような求人広告を出している外資系企業と外資系転職を希望する求職者との間をつなぐのが転職サイトです。

最近の転職サイトはかなり進化しており、下記にご紹介するMIIDASなどは7万人の転職実績データを公開することで、自分と同じようなキャリアを持つ人材が、どんな仕事に、どれくらいの年収で転職しているのか知ることができ、自分の市場価値を知ることができます。

そのデータを基に、MIIDASに掲載している求人の中から自分を求めている求人だけがわかる仕組みを取り入れています。そのため転職エージェントで転職活動を進めつつ、転職サイトで他の外資系企業の求人情報をフォローすれば外資系転職の求人情報収集としてはかなり抜け目なく対応できます。

MIIDAS

詳細はこちら ●「MIIDAS」は、インテリジェンスが保有する7万人以上の転職者データを駆使したマッチングシステムが強みの転職サイト

●MIIDAS 最大の特徴は「自分と類似した人材(学歴、年齢、経験スキル等)の転職実績」「自分が興味のある業界、職種には、どんな人材(学歴、年齢、経験スキル等)がどれくらいの年収で転職できたのか」検索、閲覧できる点で他の転職サイトと大きな違いです

●MIIDASのオファーは「面接確約」(一部例外あり)。全ての入力項目に記載することで、適正年収を算出して条件に合致した求人がマッチングされ、求人企業が直接コンタクトをとりたい場合にオファーが入ります

キャリアトレック

詳細はこちら ●登録をすると独自開発した人工知能が最適マッチングのアルゴリズムを使ってオススメの仕事を毎日レコメンドしてくれます。自分だけでは見過ごしてしまう最適の仕事が見つかるかも!

スマホアプリがあるため現職が忙しくても隙間時間で求人情報探しをすることが可能です!お昼休みにコーヒーショップで調べたり、通勤時間に下調べして自宅で詳細チェックとか時間を有効に使えるのが助かります

職種別特集など様々な特集があり求人情報探しが効率よく行えるようにサポートされています。160,000人のユーザーと3,700社の企業が利用している実績が信用の証です

外資系転職失敗事例

外資系転職の失敗事例です。一言で外資系企業といっても実はいろいろなタイプの外資系企業があります。そのため外資系企業のタイプをしっかり理解しておかないと転職の失敗につながってしまいます。私の外資系転職失敗事例は、職場の人間関係がイメージしていたものと全く異なっていた会社に外資系転職をしてしまったことです。

その企業はもともと日系企業であったため、外国の会社が出資者となって外資系企業になった後も、そこで働く人たちはいわゆる外資系の雰囲気でなかったケースです。残念ながら最終的には再度外資系転職をすることになってしまいました。転職活動にはかなりのパワーを要しますので、ことのきは本当に大変でした。このような失敗を繰り返さないために、今思う大事なことを以下にまとめます

まず最初に確認しておきたいのは「外資系転職」にどういうイメージを持っているかと言うことです。よくあるの以下のようなイメージではないでしょうか?

● 外資系転職は格好いい
● 外資系転職すれば世界を飛び回われる
● 外資系転職なら高給与がもらえる
● 外資系転職なら実力主義で仕事ができる
● 外資系転職ならドライな人間関係で働ける

これらの希望やイメージは当たっている部分もありますし、全く当たっていない部分もあります。それはその外資系企業がどういう経緯で設立されているかや、どこの国の会社かということなどによって変わってきます。

外資系転職はかっこいい

これは自分が格好いいと思えば格好いいことになりますが、その理由は給与が高いことや、世界を飛び回っているイメージ、英語を使いこなすイメージなどから来るものものかと思います。これらの要件は転職面談の際にある程度、それらが実現できる職場であるか確認できますので、転職した後にがっかりすることはある程度防げるかと思います。

具体的には、給与は自分が思う高給かどうか?海外出張があるかどうか?日常業務における英語に利用頻度はどうか?海外と英語で会議があるか?これら点は転職面談や、最終の雇用条件で確認することができます。

外資系転職すれば世界を飛び回れる

これについては転職する業務の内容やポジションにもよります。最近はIT技術の発達によって、電話会議だけでなくビデオ会議が広く行われるようになってきています。プレゼンテーション資料をパソコンを通して共有しながら相手の顔が見えるビデオ会議が普通に使える環境です。そのため会議のための出張は回数が減る傾向にあります。

一方、ビデオ会議では限界があることも確かです。実際に海外出張で直接会って会議をしたり、食事をともにしたり同じ時間を共有することによって生まれる信頼感はビジネスにとってもとても大事な物です。そのため定期的に海外出張が予定されているポジションもあります。この点も面接の際に確認することで、希望とのギャップを埋めることは可能でしょう。

外資系転職なら高給与がもらえる

これは一般的に正しいと思います。その理由は、外資系転職の場合多くの職種で業務経験のみならず英語力が求められます。日本人の英語力は上がってきていると思いますが、まだまだ業務経験が豊富でかつ、ビジネスレベルの英語力を持った人材は需要に対して少ない状況です。それだけ希少価値のある人材ですから給与が高くなるのは当然と言えば当然です。

また、業務経験にも乏しく、英語力もこれから身につけるといったポテンシャル採用の場合は、転職時の給与については転職先の企業の給与体系によります。給与について注意することは、転職時の給与も大事ですが、その後の昇級の可能性や手続きについて確認

外資系転職なら実力主義で仕事ができる

この点については昨今の日系企業もかなり実力主義で評価されるようになってきていると思います。ただし、希望とのギャップという観点から大事なことは、実力は自分で評価するものではなく、マネージャなどの他人によって評価されると言うことです。他人の評価は自分で操作することとができません。評価してもうためには自分が思う以上に時間がかかる場合もありますし、大事なことは人とのコミュニケーションを大事にすることです。

特に外資転職で上司が外国人の場合は、コミュニケーションが英語である場合が多いと思います。英語が流ちょうであれば問題ありませんが、英語にまだ苦手意識がある場合でも積極的に上司とコミュニケーションをとるようにしましょう。

コミュニケーションはなにも英語力だけではありません。笑顔を見せることや、ランチに一緒に行ったり、普段から何気ない会話を増やすそういったコミュニケーションの積み重ねが大きな差を生みます。その上で自分の実力が評価され、仕事がよりやりやすくなったり昇進・昇給につながります。

外資系転職ならドライな人間関係で働ける

これは転職する外資系企業の歴史や本国がどこかによってかなり変わってくると思います。歴史という点では、外資系企業が日本に進出してくる場合、新たに日本に子会社を新規に設立する場合や、既存の日系企業を買収するケースなどがあります。

前者の場合は、ゼロからのスタートですので、いわゆる外資系企業ということになるでしょう。ところが後者の場合、買収したばかりでは会社そのものは日系企業の雰囲気のままです。そのため外資系企業といっても実際に仕事をするときは、職場の人間関係は普通の日系企業のそれと同じです。

また、本国による違いの場合、アメリカ系の外資系企業とヨーロッパ系の外資系企業では雰囲気が違います。アメリカはより自由で自己責任、ヨーロッパ系はより日本企業に近い雰囲気があります。もっとも同じアメリカ系やヨーロッパ系でもそれぞれ企業ごとに社風が違います。

これらの点を確認しながら、希望に合いそうな人間関係で働ける職場かどうか確認すると良いでしょう。会社によっては外資系転職の面接の中に、チームとのランチ面談を取り入れている企業もあります。ランチを食べながらお互いの人間性や、ケミカルが一致するか確認するチャンスです。

この他にも自分が大事にしている、外資系転職で実現できると思う項目を列挙し、できるだけ面接の場で質問をすることで、転職後の失敗を減らすことができます。また転職エージェントを利用する場合は、企業の風土や募集職種についての詳細を転職エージェントに積極的に聞いてみてください。転職エージェントが速答できない質問については、企業から情報を入手してくれます。

外資系転職成功事例

外資系転職の成功事例です。私のケースですがやはり成功といえるのは、希望に合った外資系企業に転職できたときです。つまり外資系転職失敗事例であげた項目について条件を見対している外資系企業です。私の経験で一番の成功事例では以下のような条件がそろっていました。

● 就業について自己責任の代わりに自由がある。出社・退社時間が自分の裁量で決められる。
● 定期的に外国への出張がある。
● 成果を出せば昇給率が良い。
● 日系企業の一部上場企業と同等かそれ以上にボーナスが出る。
● 周りを気にして残業しなくて良い。

このような成功事例に巡り会えるまでには、何度か失敗も繰り返しました。失敗をしながら転職エージェントや転職アドバイザーとの接し方、求人内容の見方、面接時の対応方法などが身についていった結果、このようなよい機会に巡り会えたと思っています。

– 目次 –
転職サイトと転職エージェントの違い
転職エージェントの有効活用
非公開求人をもつ転職エージェント
転職サイトでチャンスを逃すな!
外資系転職失敗事例
外資系転職成功事例