学生時代から英語力は鍛えていました
学生時代から鍛えていた英語力
大学で機械工学を専攻し、卒業後はポンプの製造会社に就職しました。配属は国内営業部でしたが、海外のお客様を担当する輸出係が多忙な時はそのお手伝いもしていました。
学生時代から英語力は鍛えていましたので、簡単な文章の翻訳も問題有りませんでした。
英語力を生かし東南アジアのプロジェクトに参加
ある時外資系の某プラントエンジニアリング会社経由でポンプを東南アジアの某国に納める事になり、急遽私が担当に指名されました。
今までと違い英語力のレベルが高い為、英語の勉強を再開し、その勉強方法もTOEICのテストを意識した方法にしました。
某プラントエンジニアリング会社の担当の方は英語も堪能でリーダーシップも有り、一緒に来社された某国のエンジニアの英語と比べ分かり易く説得力が有りました。
その夜は私共の会社主催で簡単な夕食会を開きました。日本料理にお酒を頂ながら話が弾みました。某国のエンジニアは魚の生き造りを見るのも食べるのも初めてだそうで、写真を撮ったり、お店の方に色んな質問をしていました。
一方外資系の某プラントエンジニアリング会社の担当者とは急に仲良くなりました。彼のポジションはセクションマネージャーで課長である事が分かりました。外資系の会社の雰囲気や会議のやり方の話を聞きましたが、英語力が絶対条件である事が分かりました。
外資系企業でもみんな最初から英語ができたわけではない
例えばあるレベル以上の会議には外国籍の役員も参加する為全ての発言は英語である事も分かりました。
合わせてその課長も最初から英語が堪能な訳でなく、英語の勉強法を自分なりに考えTOEICのテストも受けながら社内で通用する英語が使える様になった旨説明を受けました。
また外資系の会社と言えども、従業員全てが英語に堪能な訳ではないことや、管理職になる条件にTOEICのあるレベル以上の点数が必要な事も分かりました。
こんな私が外資系企業にスカウトされた
ポンプを某国に出荷して数週間後某プラントエンジニアリング会社の担当者から食事のお誘いを受けました。居酒屋でビールを飲みながら話が弾みました。
某国向けのポンプの話題で始まった会話が思わぬ方向に走り始めたのです。何と彼からスカウトされたのです。
某プラントエンジニアリング会社が新製品として輸入ポンプの取り扱いを開始したのです。その為にポンプが分かり、英語力のある若い人材を探していたのでした。
彼が某国向けポンプの社内報告会で説明した時に私を思い出し、上司に連絡した事も彼から聞きました。
次の週に某プラントエンジニアリング会社の人事部を訪れ面接を受け、内定しました。英語を勉強して良かったです。
業界や技術の知識・経験があったうえでの英語力
この方のケースは国内企業に勤めていた時に知り合った外資系企業にスカウトされたケースです。外資系企業の様子を聞き出し、英語力は必要だけれど最初から皆ができるわけではないということを知らされます。この方は学生時代から英語を勉強していたこともありますが、外資系企業に引き抜かれた大きな要因はポンプについての知識・経験だというところが大きなポイントです。外資系では中途入社が多数を占めます。そのためまず業界や技術の知識・経験があり、その上での英語力を求めれます。その際にどちらが大事かと言えば、当然前者の業界や技術の知識・経験であり英語力ではありません。英語力は業務を通じて伸ばしていく気持ちがあれば外資系でも活躍の場はあります。