採用面接の都度一つの目標を設定して着実に経験値を上げる
採用面接にどんな心構えで挑んでいますか?
企業の採用面接が設定されて面接を受けるとき、どんな準備をして面接を受けていますか?
その企業の事業内容の下調べや、履歴書を見返してうまく喋れるようになる練習なと色々あると思います。
もちろんそれらはとっても大事ですが、その面接で何か1つ明確な目標を設定してそれを実行してみることがおすすめです。
記憶が定かではありませんが、確かプロ野球の野村克也氏のエピソードで、キャッチャーがある状況下で野村克也さんが思う球と全く違うコースに球を要求し、結果それが相手に打たれて敗戦してしまったというケースで、野村克也さんはそのキャッチャーにどうしてあの球を選んだのかということを聞いたそうです。
その時そのキャッチャーが、ちゃんとした理由を説明できれば怒らなかったそうです。
それはなぜかといえば、その一つの敗戦から次につながる経験を得ることができたからです。
例えば自分の職務経歴を説明する時に一人であればちゃんと話せるのに、途中で相手の質問が挟まると流れを乱してその後うまく説明できなくなるという人がいたとします。
そういう人は、自分一人で練習をする時に一人二役を実演して、ここでこんな質問をされた時にどう答えてそしてどう元の流れに戻るのか?と言うシミュレーションをしてみることができます。
そして次の面接で、職務経歴を説明している途中で面接官の質問があったとしてもそれに受け答えをして元の職務経歴の説明にスムーズに戻るという目標を設定して面接に挑みます。
もしかしたら次の面接でもうまくいかないかもしれません。
でもその時は、間違いなくなぜうまくいかなかったかという理由が分かるはずです。
単に緊張してしまっただけかもしれません。そしたらその練習を繰り返して緊張しないぐらいまで身に着ければいいと思います。
すると次の面接では、うまくいくかもしれません。
こうやって一つの目標を設定して面接を繰り返すことで、例えば20回、30回面接を受けてもなかなか受からないというケースでも、着実に面接一回ごとに次の面接を通過する能力が高まっていると思います。
継続することで採用を勝ち取る可能性がぐんぐん高まる
使い古された言葉ですがやはり「継続は力なり」です。
日々の努力がたった0.02であったとしても、何もしなければ良くて現状維持の ×1 です。 0.02の努力があれば ×1.02 になります。
これを10回積み上げれば 1.2になります。
さらにもう10回積み上げて合計20回になれば 約1.5 になります。
つまり何もしなかった場合に比べて50%もパワーアップしている、ということになります。
実際は一つの目標をクリアするのに20回も面接で同じ目標を繰り返すことはないでしょうから、クリアできた目標はすでに1.1ぐらいのパワーがあるかもしれません。
これを複数の目標で達成することによって、可能性は2倍、3倍と増えて行きます。
さらに、このように事前準備をして自分の可能性が高まっているということを自覚することによって、自信が芽生えます。
自信が芽生えると落ち着きになり、面接においてしゃべり方に余裕が出てきてさらに説得感が増すという好循環が生まれます。
こういった細かい努力の積み重ねが最終的には大きな違いを生むと思います。
もし少しでも「確かにな」と思うところがあったら、試してみてくださいね。